ファンドラップ

評判の日興証券ファンドラップを運用実績や手数料を含めてわかりやすく評価!

評判の日興証券ファンドラップを運用実績や手数料を含めてわかりやすく評価!

近年、ファンドラップというサービスが金融機関の売り込みによって急激に残高を広げています。

ファンドラップというのは金融機関と投資家が投資一任契約を結び、投資家のリスク許容度をヒアリングで確認して投資家に適したポートフォリオを自社の金融商品で組んで運用するというサービスです。

ファンドラップの仕組み

 

 

金融機関からすると相談料としてのファンドラップフィーと投資信託の運用手数料をダブルで得ることができるので積極的に売り出されています。

当サイトでは今まで様々なファンドラップを取り上げて分析してきました。今回分析するのはSMBC日興証券が運用する日興ファンドラップです。

日興ファンドラップは2兆円の残高を誇っています。以前分析したダイワファンドラップと同等の規模ですね。

 

日興ファンドラップの運用残高の推移

 

年々残高を積み上げて積極的に売り出しているのがわかります。

今まで分析していたファンドラップについては以下で詳しくまとめていますのでご覧いただければと思います。

 

ファンドラップはひどい!?大損した!儲かった人が少なく評判が悪い理由をわかりやすく解説!

 

日興ファンドラップの特徴

日興ファンドラップの特徴は以下となります。

エドモンド・ロスチェイルド・セレクションとプライベート・プレミアム・セレクションの2つがのコース

一言に日興ファンドラップ といってもエドモンド・ロスチェイルド・セレクションとプライベート・プレミアム・セレクションの2つのプランが存在します。

それぞれの特徴をまとめると以下となります。

 

エドモンド・ロスチェイルド・セレクション プライベート・プレミアム・セレクション
契約金額 契約金額300万円〜 契約金額3,000万円〜
運用モデル 標準モデル 標準モデル
セレクトモデル
報酬体系 固定報酬 固定報酬型
成功報酬型から選択

 

他のファンドラップでも通常プランと、プレミアムプランを用意しているので、日興ファンドラップも2つのコースを用意しているという形になっています。

 

標準モデルはファンド・オブ・ファンズに分散投資

標準モデルは「エドモン・ドゥ・ロスチャイルド(スイス)エス・エイ」と「三井住友DSアセットマネジメント」が運用する10本の投資信託が投資対象となります。

これらの投資信託を通して約100本の投信に分散投資を行うとしています。つまりファンド・オブ・ファンズ 形式ということですね。

ファンド・オブ・ファンズとは複数の投資信託に分散投資を行なっている投資信託ということです。

以前、当ブログでもお伝えしている「セゾン資産形成の達人ファンド」もファンド・オブ・ファンズ形式で運用されています。

→ 評判が高いセゾン投信『セゾン資産形成の達人ファンド』は危ない?今後の見通しからおすすめしない理由を解説!

 

投資対象は以下の10分類となります。

  • 日本大型株式
  • 日本小型株式
  • グローバル株式
  • エマージング株式
  • 日本債券
  • グローバル債券
  • ハイイールド債券
  • オルタナティブ
  • 不動産(REIT)
  • コモディティ

 

セレクトモデルの運用戦略とは?

標準モデルは10本から選択だったのに対して30本の中から顧客の趣向に合わせて組み合わせることができます。

標準モデルと同じ10資産について、それぞれファンドを選択していきます。

為替ヘッジの有無やインデックス型やアクティブ型を選択して約1万通りの組み合わせの中から選ぶことができます。

 

【定期更新】2024年!今買うべき一番儲かる投信は?これから上がる安全な投資信託銘柄をランキング形式で紹介!

 

日興ファンドラップの手数料(固定報酬型と成功報酬型)

エドモンド・ロスチェイルド・セレクションでは固定報酬型、プライベート・プレミアム・セレクションでは固定報酬型と成功報酬型のどちらかから選べます。

固定報酬型の報酬体系は以下となります。

計算期間中における
時価評価額の平均残高
基本報酬率
(年率・消費税込)
5,000万円以下の部分 1.32%
5000万円超1億円以下の部分 1.045%
1億円超3億円以下の部分 0.77%
3億円超5億円以下の部分 0.495%
5億円超10億円以下の部分 0.3575%
10億円超の部分 0.22%

参照:日興ファンドラップ の手数料形態

 

成功報酬併用型では固定報酬と成功報酬の二階建てとなります。そのため、固定報酬は低めで設定されています。

計算期間中における
時価評価額の平均残高
基本報酬率
(年率・消費税込)
5,000万円以下の部分 1.188%
5000万円超1億円以下の部分 0.9405%
1億円超3億円以下の部分 0.6930%
3億円超5億円以下の部分 0.4455%
5億円超10億円以下の部分 0.3223%
10億円超の部分 0.1980%

 

成功報酬部分についてはハイウォーターマークで得られた利益の11%となります。

ハイウォーターマークというのは過去の最高到達地点を越えた分に成功報酬が発生するという手数料形態です。

 

ハイウォーターマーク手数料とは

 

例えば1億円が1億2000万円に増えた場合の手数料は2000万円の11%の220万円になります。

そのあと1億1000万円に減少して決算を迎えても当然成功報酬は発生しませんが、更に次の決算で1億1800万円に増えても最高値の1億2000万円を越えていないので手数料は発生しません。

 

日興ファンドラップの運用実績・利回り

ファンドラップ についてはプランによってリターンが違うので一概にはいえませんが、金融庁が調査した結果が以下でした。

以下の過去3年というのは2020年〜2022年という株式市場に空前絶後のバブルと2022年の調整が発生した時の成績です。

 

商品名 過去3年(年率)
2020年〜2022年
過去5年(年率)
2018年〜2022年
みずほファンドラップ 2.15 2.14
ダイワファンドラッププレミアム 3.58 3.08
野村SMA 1.90 2.00
野村ファンドラップ 1.87 1.81
ダイワファンドラップ 3.58 3.08
日興ファンドラップ 3.20 2.09
SMBCファンドラップ 2.92 2.06

 

日興ファンドラップはファンドラップの平均よりは高い成績ですが、リターンとしては低いと言わざるを得ませんね。

この間にドル円が110円から140円になっているので、円が安くなった分以下のリターンとなっておりお話になりません。

 

ちなみに以下は2021年までのデータです。2021年末までのデータと2022年末までのデータで大きな差があるのがわかりますね。

2022年のように株も債券も下落するような環境にファンドラップは非常に弱いのです。

 

商品名 過去3年(年率)
2019年〜2021年
過去5年(年率)
2017年〜2021年
みずほファンドラップ 5.76 3.18
ダイワファンドラッププレミアム 8.09 5.99
野村SMA 7.6 3.99
野村ファンドラップ 7.84 4.26
ダイワファンドラップ 8.23 4.74
日興ファンドラップ 7.7 4.11
SMBCファンドラップ 6.73 4.11

2021年末までのデータ

 

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日興ファンドラップの口コミ評判

会社倒産については心配のしすぎかと思いますが、基本的にはネガティブな口コミが多いですね。

パフォーマンスが悪い割に手数料が高い点を指摘されています。手数料が高いファンドは成績が高い傾向があると外資金融会社のデータで過去にありましたが、ファンドラップは当てはまらないようです。

SMBC日興証券のファンドラップ

現在SMBC日興証券のファンドラップを保有しております。一時期高くなったので、解約しようと思っているうちに下がり、急いではいないので、もう少し置いておこうかと思い、今にいたります。
ウクライナ情勢などで、株価もどんどん下がり、SMBC日興証券の相場操作、さらに法人として立件へ。
かなり心配です。これはすぐにでも解約すべきですか?
特に現在すぐに資金が必要ではないので、何年おいていても問題はありませんが、会社が倒産なんてことになったらと思うと…

SMBC日興証券のファンドラップ 現在SMBC日興証券のファンドラップを保有しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式も債券も両方下落する局面こそ真価が試される

2019年から2021年は株も債券も不動産も値上がるという黄金期でした。正直いって何を買っても上がるという相場で追い風参考記録にしかなりません。

2022年以降はインフレ対応のために日本を除く世界の主要中央銀行は利上げを行い対応しています。

結果として金利は上昇し(=債券価格は下落)し、株式市場は下落し、ローン金利が高くなるので不動産価格も下落しています。

 

筆者は市場環境によらず安定したリターンが見込めるファンドに投資をして安定して資産を増加させています。

以下で詳しくお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

最後に

 

2024年最新

厳選投資先ランキング

※長期堅実運用

 

いよいよインフレが発生し生活を守るために資産運用の必要性を痛感している。

しかし、以下のような悩みを持っている方が多いのではないでしょうか?

 

  • そもそも何に投資していいか分からない
  • 相場の暴落に巻き込まれるのが怖い
  • 自分で投資をする自信がない

 

確かに素人が丸腰で相場に臨むと環境次第で暴落に巻き込まれて資産を大きく減らしてしまう可能性があります。

 

資産運用を行い資産を大きく増やしていくためには複利の力を活用しながら長期投資を実践していく必要があります。

 

筆者は暴落を回避しながら安定して高いリターンを得ることができるファンドに長期投資を行い30代で2億円の金融資産を達成しました。

 

私が長期的に複利で大きく増やすことができる投資先を選ぶ際に、私が重視するポイントは次の4つです。

 

  • 再現性のある戦略を確実に実行しているか?
  • 安定したリターンを積み上げているか?
  • 暴落を回避することが期待できるか?
  • 実績と経歴に優れたファンドマネジャーが運用しているか?

 

これらの要素に焦点を当てています。短期間での高い運用実績には一切惑わされません。

 

真に優れたファンドは、長期的に見ると、その実績が確実に輝きを放ちます。

一方、短期的な成果は一時的な運によるものであり、ファンドの本当の実力を反映しているわけではありません。

 

自身の得意分野で高い勝率を持つ戦略を見つけ、それを着実に実行し、実際に結果を出しているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。

それだけで大損を避け、周囲を驚かせるようなリターンを得ることができます。

筆者も、勝率の高い投資戦略を着実に実行しているファンドマネジャーが運用するファンドを選んでいます。ぜひ、以下の記事も参考にしてみてください。

 

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